春色の擬態。The Spring Camouflage
Story
Review
4月「象」
象への関心ある部分を強調して描いている。一般的には左向きに書くところ、右向きに書いている(原画)ことから、大きな体から書き始めた可能性が高い。次に太い後ろ足、大きな耳、長い鼻と書くなど、関心の強い順に大きさの変化が出ている。そのため全体的に大きさの割合はまちまちだが、あえて拡大描法をすることで、彼の世界観が伝わってくる。また、耳・目・足には奥行や遠近感があり立体感を出している。誰に教えられたわけでもなく、独自の学習方法で事物の表裏を描いたのだろう。また耳や鼻のしわなど質感も出しており、鋭い観察力を示していることがわかる。
象への関心ある部分を強調して描いている。一般的には左向きに書くところ、右向きに書いている(原画)ことから、大きな体から書き始めた可能性が高い。次に太い後ろ足、大きな耳、長い鼻と書くなど、関心の強い順に大きさの変化が出ている。そのため全体的に大きさの割合はまちまちだが、あえて拡大描法をすることで、彼の世界観が伝わってくる。また、耳・目・足には奥行や遠近感があり立体感を出している。誰に教えられたわけでもなく、独自の学習方法で事物の表裏を描いたのだろう。また耳や鼻のしわなど質感も出しており、鋭い観察力を示していることがわかる。
発達分野の作業療法士 安河内美樹 / 言語聴覚士・准看護師 大橋恵子
草原や森のなかで目立たない体色に進化した私たち。
でも、人に保護され、大切にされるようになった今、
もっと自由に色彩をまとってもいいのかもしれない。
だから、鮮やかに、軽やかに、春にまぎれてしまいましょう。