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千年未来のブリーチング。Flying Whale

Story

私たち鯨のジャンプを人間はブリーチングと呼びます。
寄生虫を取る動作ということでブリーチ=漂白。
毎日毎日飛び続ければ、千年たつ頃には
きっと空飛ぶ鯨になれるかもしれません。
Text:竹腰卓司/Takashi Takekoshi

Review

12月「クジラ」
画の中心に大きく描かれており、この生き物のインパクトが強く描かれている。
また、「ふぐ?」「ハリセンボン?」との話題が異業種間で出たのも、顔よりもお腹側の描画が全体のほとんどを占めているからか。どっしりとした形で描かれていて、顔部分の丸みと併せて安定感や立体感を描けているように感じられる。見えない部分など、多角的に見てみたいと思わせる絵である。また、クジラの畝を示す線もおおむね縦方向で勢いよく描いていて、しっかりとしたイメージで自信を持って描いている事が伺える。分析して分かったことだが、マッコウクジラには畝がなく、ナガスクジラ科のヒゲクジラにだけ存在しているという。どんな場面に影響されたのかが興味深い。それとも、見たことのないクジラを精いっぱいのイメージで描き、この世界観に飛び込んで心躍らせているのか、ほかの何にでもない「陽平さんのクジラ」を楽しんでいるともいえる。いずれにしても、陽平さんが生き物に対する探求心をあきらめていない迫力が伝わってくる。
唇部分が分厚く、受け口を表現しているのか、笑っているような表情で、とても楽しげな明るい印象を受ける。見ているだけで癒されてしまうこの存在感は、喫茶フロンティアで展示したときに一番人気を誇っていた理由にもなっている。ひれ?それともエラ?の大きさは、身体全体の形から、正面を描いているといえる。畝を拡大描写したことで目立たぬ存在となっているが、忘れずに描いていることから写実的に表現し実物により近いものにしている。陽平さんの多様な一面を知るお母さんは、誰にとっても楽しい絵を描き続ける陽平さんの大切な時間がこれからも続くことを心から願っている事だろう。当たり前ではないことの連続。目には見えない物語が陽平さんの絵から伝わってくる。
発達分野の作業療法士 安河内美樹 / 言語聴覚士・准看護師 大橋恵子

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