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花獅子の群。Dandelions

Story

百獣の王とよばれる私たちライオンの
狩の成功率は20%から30%と意外に低いのです。
時にはサイやカバなどに負けてしまうことも。
だからネコ科のなかで唯一群れを作るのです。
Text:竹腰卓司/Takashi Takekoshi

Review

6月「ライオン」
擬人化から離れて、顔と下顎の分化が見られる。牙と爪の鋭さが細かく描かれており、この動物の強さを強調しているようだ。たてがみが風に勢いよくなびいている様なのか、始点からスピードがあり筆が止まることなく筆を払っている。王者の強さと陽平さんの未知の緊張感が共創しているようだ。耳が大きく内耳も描かれるなど解剖的なところは、より写実性に近く、王者への関心度の高さが伺える。
身体やしっぽが後付けに思われるが、獲物に襲いかかる瞬間を描いている事がわかる。後ろ脚については、二本足で身体を支えるだけのバランスをとるための接地面が広くとられている事から、ライオンの脚力や身体バランスの必要性を理解しているといえる。
目の前のものを正確に写しとるというわけではなく、陽平さんのイメージや思いを通して頭の中で整理し構成を組み立てている様子が伺える。生活の中で、驚いたり、感動したり、発見したり、体感したことをメッセージとして絵に託しているようである。「ライオン」という名詞だけではなく、躍動感を映す動詞が生まれた絵であることは、日常の生活動作が感覚として目覚め、充実してきているのではないか。睡眠障害をもつ陽平さんが、「眠い」という感覚を「寝る」という動詞に気がつきだした時期ともいえる。
発達分野の作業療法士 安河内美樹 / 言語聴覚士・准看護師 大橋恵子

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